印刷・封入シミュレーター
人数・枚数・パックの条件を変えると、「何をどう刷って、どう詰めるか」がその場で変わります。社内向けの確認用です。印刷は自社のUVプリンター(Mimaki UJF-6042MkII e)で行い、本物の印刷データは POCAPA 管理画面の「印刷管理」で作ります。このページは計画と見本を見るためのもので、印刷用のファイルは作りません。
条件
無地カード(台紙)が違うカードは、同じシートに混ぜずに別のシートで刷ります。いまの見込みは「Cは白無地・R以上はホログラム」です(台紙は試し刷りで決めます)。
基本は「カラー → クリア」の2回です(2026-10-14 斜木さんの指示)。白無地の台紙(C)は白を刷らずカラーだけ、ホログラムの台紙(R以上)は下地の白をカラーと同時に刷ります(カラーと白は同時に刷れる)。クリア(つやを出すインク)は同時に刷れないので別の回にします(斜木さんの確認)。カードは治具に並べたまま、同じ PDF に次の回の設定を当てて続けて刷ります。ほかの2つは比較用です。
R以上は カラー・白・クリア を刷ります。Cにクリアを刷るかは、ラボでカードデータを作るときにカードごとに選びます(既定は「あり」)。ここでは全部あり/全部なしで比べます。クリアなしのCは1回で刷り終わるので、別のシートにします。Cは白無地の台紙なので、白インクは刷りません(既定。白無地に下地の白は要らないため)。1回目は「カラーのみ」の設定で刷るので、カラー+白より1シートあたり約1分45秒速くなります(標準モード。メーカーの資料の値)。カードIDは絵柄を抜いた所に台紙の白がそのまま出ます。白を刷る指定(R以上と同じ)は比較用に残しています。
箔を付けるかは、絵柄にサイン画像があるかで自動で決まります(レアリティでは決まりません。UR でもサインが無ければ箔なし、SR・SSR でもサインがあれば箔あり)。このページには絵が無いので、サインがある絵柄に下でチェックを入れてください(既定は URの絵柄すべて)。箔ありのカードは、サインの所にだけプライマー(箔をくっつける下塗り)を刷り、取り出してから金箔を熱で転写します(順番は カラー+白(白無地の台紙はカラーだけ)→ クリア → プライマー → 取り出して金箔を熱転写。斜木さんが実証済み)。プライマーの回をまとめるため、箔ありのカードはレアリティに関係なく「箔シート」に台紙ごとに集めて最初に刷り、封入のときに各ロットへ足します。確定シートの枠は「32 − そのロットの箔ありの枚数」になります。最後の箔シートに空きが出たら、最後のロットから同じ台紙の箔なしの確定枠カードで埋め、そのぶん確定シートが減ります(プライマーは箔ありの位置にだけ刷るので、そこに箔は付きません)。メッセージを「カラー+箔」にするか「箔のみ」にするかもラボのカードデータで決まり、刷る回数は変わりません。
サインがある絵柄を選ぶ
シートの中の32か所にどの絵柄を置くかは、機械がこの番号からランダムに決めます。同じ番号なら何度計算しても同じ並びになります。印刷管理では印刷案件ごとに自動で振られて記録されます(確定する前なら変えられます)。
レア比率を設定する(任意)おすすめ:35 / 29 / 22 / 9 / 5(見積もりと同じ)
SR以上を合計36%にする目標です。3枚入り・確定ありでは、丸めた後も確定枠が足りる構成を優先して探します。実際の比率は下に表示します。見積もりシミュレーターと、印刷管理の「おすすめで計算する」も同じ比率・同じ丸め方です。
- 種類の数 — 枚数が多いほど増やします(1人5〜10種)
- 1種類あたりの枚数 — 5枚・10枚など区切りのよい数にそろえます
- 総枚数 — パックに余りが出ない枚数にします
(1ロット=32パック)
(台紙・刷り方・シートの種類ごとの端数)
プリンター(Mimaki UJF-6042MkII e)の前提
自社のUVプリンターで、印刷ソフトは Windows PC の RasterLink7 です。最大作図範囲は610×420mm。カード63×88mmを、間隔6mm(仮)で8列×4行=546×370mmに32枚並べます。1枚目の左上は X32・Y25mm(仮)で、32枚目の右下は X578・Y395mm です。カラーは仕上がり線の外へ1mm(仮)はみ出させて刷ります(塗り足し。カードの位置が少しずれても縁に白が出ないように)。この3つは POCAPA 印刷管理の既定のレイアウトと同じ値です。治具(カードを並べる位置決めの型)ができたら、位置合わせ用 PDF を刷って実測し、印刷管理の「設定(レイアウト)」で直します。逆向きの単純な格子なら6列×6行=36枚ですが、この計画ではご指定の最大32枚を使います。
8列 × 4行・カードの範囲 546 × 370 mm(1枚目 X32・Y25mm/間隔6mm/塗り足し1mm。いずれも仮)
今回の実機は、カラー・白・クリア・プライマーの4種類のインクをすべて積んだ構成です(斜木さんの確認)。カラーと白は同時に刷れ、クリアとプライマーは別の回にします。メーカーの資料にある「特色は2本まで(白+白/白+クリア/白+プライマー/プライマー+クリアのどれか)・3つは同時に積めない」は標準の構成の話で、今回の実機には当てはまりません。カードの素材にプライマー(インクを密着させる下塗り)は不要です。プライマーは、箔を付けるカードのサインの所にだけ刷ります。台紙が違う無地カードは別のシートにまとめて刷り、厚み・インクの密着・硬化を試し刷りで確認します。
出典:メーカー仕様 / 2層同時印刷とインク構成 / カタログ(モード別の印刷時間)(2026-10-10確認)
作業手順
作業時間の見積もり
前提の値を変える「仮の値」は実機で測って差し替えてください
既定値は、メーカーのカタログにある UJF-6042MkII e の「1テーブルあたりの印刷時間」(公式)です。カラー+白(ホログラムの台紙)は「カラー+ホワイト同時印刷」、カラーだけ(白無地の台紙)とクリア・プライマーなど1種だけの回は「カラーのみ印刷」の値を使います。表は610×420mmの全面なので、32枚の範囲ではやや短くなるはずです(安全側)。モードを変えると下の欄も既定値に戻ります
仮の値。1回の刷りごと。印刷管理で次のシートの PDF をダウンロードし、プレビューを目で確かめる
仮の値。1回の刷りごと。RasterLink7 でそのシートの PDF を開き、回ごとの設定の型を当てて、1枚目と32枚目のカードIDを画面と見比べる(刷っている間に次のシートの分を済ませる)
仮の値。無地カードの種類ごとに1回
2つなら、プリンターが一方の治具を刷っている間に、もう一方の治具でカードの取り出しと次の32枚の並べ・位置合わせを済ませ、刷り終わったら治具ごと入れ替えます(斜木さんの確認)。1つなら、並べる・取り出すあいだプリンターは止まります
仮の値。治具2つのときだけ。刷り終わった治具を外し、並べておいた治具を載せる。この間、プリンターは止まります
仮の値(根拠なし・実測で差し替え)。32枚を治具に置き、位置を丁寧に合わせる。治具1つのときはこの間プリンターが止まります(治具2つなら刷っている間に、もう一方の治具で行う)
仮の値。刷り上がった32枚を取り出し、画面に出る位置の範囲ごとに、ロットの確定枠カード・通常枠カード・予備に分けて置く(仕分けもこの中)。治具1つのときはこの間プリンターが止まります(治具2つなら外した治具の上で、刷っている間に行う)
仮の値。カードは並べたまま、同じ PDF に次の回(例: クリア)の設定を当て替えて刷り始める(この間、プリンターは止まります)
仮の値。箔シートだけ。プライマーを刷ったカードに金箔を重ねて熱で転写し、余分な箔をはがす(プリンターの外の手作業。取り出した後。刷っている間にできる)
仮の値。詰める前に、そのロットの確定枠カード(確定シートの分+箔シートから足す分=32枚)と通常枠カード(64枚)をそれぞれ切り混ぜる
仮の値
斜木さんの実感「5秒に1パック」。機械は連続式卓上・コンベア一体型、約12m/分・シール幅12mm(商品ページ記載)。機械の送りは1パック1秒未満なので、人が入れる速さで決まります
仮の値
1シートの並べ方(見本)
1マスがカード1枚です。色はレアリティ、「C①」のような名前は絵柄(C①とC②は別の絵柄)。カードはまずロット(32パック)に配り、シートの中の32か所にどの絵柄を置くかは機械がシード値からランダムに決めます。薄い色のマスは予備(どのロットにも入れない)、点線は空き枠です。図は32枠を縦長に表示した模式図です(実際の寸法・配置は「プリンターの前提」参照)。
すべてのシート(タップで拡大)
ファイルのイメージ
印刷データは1シートにつき PDF 1つです。印刷管理の進行画面で「次のシート」の PDF をダウンロードし、RasterLink7 で開いて刷ります(手順は「作業手順」の「印刷管理の画面での操作」)。PDF の中に、カラー・白・クリア・プライマー(箔シートだけ)の版がレイヤー(重ねた層)として入っています。白・クリア・プライマーは特色版(「この名前のインクで刷る」という指定)で、RasterLink7 の回ごとの設定の型で、その回に刷る版だけを使います。カラー版は絵柄、白版は白インクを置く場所(データ上は黒く見えます)、クリア版はつやを乗せる場所、プライマー版は箔を付けるサインの場所です。見本は です。
カード1枚ごとに中身が変わる仕組み — 印刷案件を確定すると、32か所の並びとカードIDが決まります。印刷管理は、その内容からシートの PDF をダウンロードのたびに作ります(保存はしません)。32枚の並び・カードID・白とクリアの範囲は、刷る前に PDF のプレビューで見えます。カードID(アプリでデジタル版を受け取るための英数字12桁)はカード本体に文字で刷ります。白インク・Noto Sans JP 太字・大文字の高さ約1.34mmで、元のプリント番号があった位置(右下)に入ります。QRコードは使いません。配置(治具の1枚目の位置・間隔)は印刷管理の「設定(レイアウト)」で決めます。