印刷・封入シミュレーター
人数・枚数・パックの条件を変えると、「何をどう刷って、どう詰めるか」がその場で変わります。社内向けの確認用です。
条件
カラーと白は同時に刷れます。クリア(グロス・つや)は同時に刷れないので別の回にします(斜木さんの確認)。カードは治具に並べたまま版を替えて続けて刷ります。ほかの2つは比較用です。
R以上は白・カラー・グロスを想定。Cの加工が違う場合も別のシートにします。白やグロスを省けるかは試し刷りで確認してください。
URは、メッセージサインの所にだけプライマーを刷り、カードを取り出してから金箔を熱で転写します(斜木さんが実証済み。順番はカラー+白 → クリア → プライマー → 取り出して金箔を熱転写)。プライマーの回を減らすため、URは別の「URシート」にまとめて刷り、各ロットに足します。確定シートの枠は「32 − そのロットのUR枚数」になります。
シートの中の32か所にどの絵柄を置くかは、機械がこの番号からランダムに決めます。同じ番号なら何度作っても同じ並びになるので、案件ごとに記録してください(印刷データを作る道具にも同じ番号を渡します)。
レア比率を設定する(任意)おすすめ:35 / 29 / 22 / 9 / 5(見積もりと同じ)
SR以上を合計36%にする目標です。3枚入り・確定ありでは、丸めた後も確定枠が足りる構成を探します。実際の比率は下に表示します。見積もりシミュレーターも同じ比率・同じ丸め方です。
- 種類の数 — 枚数が多いほど増やします(1人5〜10種)
- 1種類あたりの枚数 — 5枚・10枚など区切りのよい数にそろえます
- 総枚数 — パックに余りが出ない枚数にします
(1ロット=32パック)
(素材・加工・山ごとの端数)
UJF-6042MkII e の前提
最大作図範囲は610×420mm。カード63×88mm・塗り足し各3mmと仮定すると、69×94mmを8列×4行=552×376mmで32枚並べられます。逆向きの単純な格子なら6列×6行=36枚ですが、この計画ではご指定の最大32枚を使います。治具(位置を固定する道具)や隙間を含めた実寸は要確認です。
8列 × 4行・配置範囲 552 × 376 mm(寸法の例)
今回の実機は、カラー・白・クリア・プライマーの4種類のインクをすべて積んだ構成です(斜木さんの確認)。カラーと白は同時に刷れ、クリアとプライマーは別の回にします。メーカーの資料にある「特色は2本まで(白+白/白+クリア/白+プライマー/プライマー+クリアのどれか)・3つは同時に積めない」は標準の構成の話で、今回の実機には当てはまりません。カードの素材にプライマー(インクを密着させる下塗り)は不要です。プライマーは、箔押し(擬似)をするカードの箔を付ける部分にだけ刷ります。素材が違う無地カードは別のシートにまとめて刷り、厚み・インクの密着・硬化を試し刷りで確認します。
出典:メーカー仕様 / 2層同時印刷とインク構成 / カタログ(モード別の印刷時間)(2026-10-10確認)
作業手順
作業時間の見積もり
前提の値を変える「仮の値」は実機で測って差し替えてください
既定値は、メーカーのカタログにある UJF-6042MkII e の「1テーブルあたりの印刷時間」(公式)です。カラー+白は「カラー+ホワイト同時印刷」、クリア・プライマーなど1種だけの回は「カラーのみ印刷」の値を使います。表は610×420mmの全面なので、32枚の範囲ではやや短くなるはずです(安全側)。モードを変えると下の欄も既定値に戻ります
仮の値。1回の刷りごと。シートごとの PDF の用意(CSV 32行から作る)とプレビューの目視確認
仮の値。1回の刷りごと。RasterLink7 でそのシートの PDF を開き、設定の型を当てて1枚目・32枚目のIDを確かめる(刷っている間に次のシートの分を済ませる)
仮の値。無地カードの種類ごとに1回
2つなら、プリンターが一方の治具を刷っている間に、もう一方の治具でカードの取り出しと次の32枚の並べ・位置合わせを済ませ、刷り終わったら治具ごと入れ替えます(斜木さんの確認)。1つなら、並べる・取り出すあいだプリンターは止まります
仮の値。治具2つのときだけ。刷り終わった治具を外し、並べておいた治具を載せる。この間、プリンターは止まります
仮の値(根拠なし・実測で差し替え)。32枚を治具に置き、位置を丁寧に合わせる。治具1つのときはこの間プリンターが止まります(治具2つなら刷っている間に、もう一方の治具で行う)
仮の値。刷り上がった32枚を取り出し、そのまま「確定の山」「通常の山」に分けて置く(仕分けもこの中)。治具1つのときはこの間プリンターが止まります(治具2つなら外した治具の上で、刷っている間に行う)
仮の値。カードは並べたまま、次の版(例: クリア)のファイルを選んで刷り始める(この間、プリンターは止まります)
仮の値
仮の値。箔のシートだけ。プライマーを刷ったカードに金箔を重ねて熱で転写し、余分な箔をはがす(プリンターの外の手作業。取り出した後。刷っている間にできる)
仮の値。詰める前に、そのロットの確定の山(確定シートの分+URシートから足す分=32枚)と通常の山(64枚)をそれぞれ切り混ぜる
仮の値
斜木さんの実感「5秒に1パック」。機械は連続式卓上・コンベア一体型、約12m/分・シール幅12mm(商品ページ記載)。機械の送りは1パック1秒未満なので、人が入れる速さで決まります
仮の値
1シートの並べ方(見本)
1マスがカード1枚です。色はレアリティ、「C①」のような名前は絵柄(C①とC②は別の絵柄)。カードはまずロット(32パック)に配り、シートの中の32か所にどの絵柄を置くかは機械が乱数の種からランダムに決めます。薄い色のマスは予備(どのロットにも入れない)、点線は空き枠です。図は32枠を縦長に表示した模式図です(実際の寸法・配置は「プリンターの前提」参照)。
すべてのシート(タップで拡大)
ファイルのイメージ
1シートに1組の PDF を作り、印刷ソフト(RasterLink7)ではその PDF を開いて普通に刷るだけにします(本命の「シートごとの PDF」方式。手順は「作業手順」の「データの差し替え」)。1回で重ねて刷る版は1つの PDF に、別の回に刷る版は別の PDF にします。カラー版は絵柄と ID、白版は白インクを置く場所(データ上は黒く見えます)、グロス版はつや加工を乗せる場所です。箔押し(擬似)をするときは、箔のシートだけプライマー版(箔を付ける場所)の PDF が1つ増えます。見本は です。
カード1枚ごとに中身を変える仕組み — シートごとの CSV(32行。1行=カード1枚=位置番号・ID・絵柄の画像)から、生成の道具がそのシートの PDF を作ります。32枚の並び・ID・白とクリアの範囲は、刷る前に PDF とプレビュー画像で見えます。配置(治具の1枚目の位置・間隔)は layout.json で決め、治具ができたら実機で確かめます。印刷ソフトの差込印刷は、PDF 方式が使えないときの代わりの方法です。